さあ、part1とpart2では勉強において重要な「量」と「質」について書きました。
part3では、最後の項目の「集中力」について書いていきたいと思います。
3.集中力
①「集中力」って具体的に何なのか?
集中力とは勉強に取り組む際にどれぐらい集中してできているかということ。
②なんで「集中力」が大事なのか?
いくら適切な教材を適切な勉強法で長時間取り組んでいたとしても、それがテレビを見ながらだったり、5分ごとにツイッターをいじりながらだったりしては、内容が頭に入ってきません。
同じことをやっていても集中力の違いによって全然結果が変わってくるのです。
③どうやって「集中力」を身につけるか or どうやったら集中できるか
集中して勉強に取り組むにはたくさんのコツがあります。
テクニックのようなものもたくさんあるのですが、今回は精神的な面でのコツを2つ紹介したいと思います。
⑴明確な目標、目的を持つ
つらい受験勉強をしていると、ふと「なんでこんなことをやっているんだろう」と思う時があります。
その時に明確な目標、目的を言える人はうまく頑張り続けることができます。
しかし、なんとなく
- 親に言われるから
- 高校で強要されるから
- いい大学に行くため(明確な理由なしに漠然と)
という理由で勉強をしていると、なかなか勉強に身が入りません。
ここで少し脳の話をしましょう。
人間の脳は実に単純でつらいことよりも楽しいことや楽なことを選びます。
しかし、つらいダイエットや筋トレを続けている人がいます。
なぜ続けられるかというと、それを続ければ後々いいことが待っていると知っているからです。
そうでなければ、脳はわざわざつらい道を選びません。
つまり、勉強する時にしても
自分はどういうゴールに向かって走っているのか、ゴールにたどり着けばどんないいことが待っているのかをイメージすることが大事なのです。
楽しいことはそこらじゅうにあふれています。
受験時代はそれらの誘惑に打ち勝ち、勉強を選択しなければなりません。
そこで、
自分はこういう理由のために勉強しているんだ!
ゲームなんてやっている暇はない!
と自分自身を説得できることが大事です。
ここで僕が受験時代に持っていた大学に入るための理由を紹介します。
笑われてしまうかもしれませんが・・・。
「大学で勉学に励んだり、サークルなどで人間性を高めることでたくさんのことを学び、自分を成長させ、最終的に教える側、指導する側、リーダーシップを取る側の人間になって権力と財力を持つ」です(笑)。
これについては別の記事でまた紹介したいと思います(笑)。
こんなんでもいいので、何か目標、目的を持つようにしましょう。
⑵勉強を好きになる
「は?勉強が・・・好き??」
そういう引いた目で見る人がいるかもしれませんが・・・。
好きなことには集中できますよね。
趣味に没頭するような感じです。
そうは言っても、勉強を好きになるなんて無理だって?
まあ、ちょっと待ってください。
そんなはずないですから。
人間は元々、知的好奇心の塊です。
子どもは見たことのないものを見ると
「あれ、何?」
と親に聞きますよね。
勉強というのは知らないことを学んでいくものです。
だから、分かるようになれば、知的好奇心が満たされて、楽しいのは当然なんです。
分からないからつまらないのです。
じゃあ、どうすれば分かるようになるのか。
「分かる」という経験をするためには「疑問」を持つことがとても大事です。
例えば、英文を読んで、なんでこういう順番で並んでいるんだろうと思います。
そこで教科書で調べます。
そして、あー、そういえば授業でやったなと思い出します。
主語→動詞→目的語 の順番だったと理解するわけです。(他にも英語の構造はありますが・・・。)
そうやって「疑問」を解決することを続けていると「分かる」という人間が本来持っている気持ちよさを思い出すと思います。
しかも、分かるようになると自然とテストの結果も良くなり、さらに勉強のモチベーションが上がっていくわけです。
こういう良いサイクルに入るためにも疑問を持ち解決する癖をつけましょう。
また、先ほどの脳の話からしても勉強を好きになることは大事です。
勉強が案外楽しいと脳が感じれば、他の誘惑に負けず集中して取り組むことができるからです。
今回のまとめ
「集中力」とは勉強に取り組むときどれくらい集中しているかということ。
「集中力」を身につけるには
- 明確な目標、目的を持つ
- 勉強を好きになる
最後に
最後にもう一度言っておきます。
大学受験勉強は「量」「質」「集中力」で決まります。
これらをバランス良く満たしていなけば、いい結果は望めません。
自分にはどの分野が足りていないか自己分析してみましょう。
そして、これからの計画を立ててみてください。
3つの記事で紹介したのはどちらかというとマインド的なことで、具体的な方法などはあえてあまり書きませんでした。
具体的な方法についてはこれから別の記事を書こうと思っていますので、ぜひ参考にしてください。
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。