マインドマップ(mindmap)については下の記事で紹介しました。
僕が愛用している「マインドマップ」という勉強法を勧める5つの理由
理解を深め、知識を整理することができるとても強力な勉強法です。
今回の記事では、マインドマップの具体的な書き方について僕なりに紹介していきたいと思います。
誰にでも簡単にできるので、あなたもこの記事を読んで是非マインドマップ作りに挑戦してみてください。
目次
1.マインドマップの書き方
僕が書いたマインドマップをいくつか例にしながら、書き方のコツを紹介していきたいと思います。
まずは、先日の記事で紹介したマインドマップをどうやって作ったか見ていきましょう。
完成版がこちらです。
(ルーズリーフに書いたため縦に線が入っています。ごめんなさいm(._.*)m)
1-1.タイトルを書く
最初に、タイトルを決めて真ん中に書きます。
この時、あまり長いタイトルにしないように注意してください。
なぜかというと、長いタイトルだと脳が瞬間的に理解してくれないからです。
例えば今回の場合、タイトルを「マインドマップのいいところを5つ厳選」とすると、脳はいちいち「なになに、マインドマップのいいところを・・・、5つ厳選かー」と全部読んで判断するしかなくなってしまいます。
長い文ではなく、短く「マインドマップ」と書かれていれば、脳はその意味をポンと、瞬間的に理解できるのです。
マインドマップを作る時は「脳(右脳)に優しく」をモットーに作りましょう。
また、タイトルだけではなく、一つ一つの要素についても、短い字数を意識することが大事ということが言えます。
(要素とは,線で繋がれている語句たちのことのです。僕が勝手にそう呼んでいるだけです(笑))
要素も長い文ではなく、極力短い一単語にしましょう。
1-2.関連する要素を書く
タイトルが書けたら、そこから連想されるものを次々と書いていきましょう。
適当に要素を配置していては、後でつなぐ時に苦労するので、ある程度どのようにつなぐかを思い浮かべながら配置するのがコツです。
ごちゃごちゃに詰め込みすぎると、脳が「嫌だー」と拒絶してしまうので要注意です。
この際、重要なキーワードほど内側に書くようにしましょう。
重要で抽象的な要素から、より具体的な要素へと線をつないでいくのがマインドマップの基本だからです。
1-3.タイトルと要素たちを線でつないでいく
タイトルと要素が書けたら、次はそれらを線でつないでいきます。
(見やすいように大きく5つに分けて、それぞれに違う色でアンダーラインを引きました。)
この時、木が伸びていくイメージを持ちながらつないでいきましょう。
しなやかに、幹から枝へと段々細くなっていくようにです。
やってはいけないのが、直線でつないだり、最初から細い線で結んだりすることです。
脳は角張ったものを見ると緊張してしまいます。
滑らかな曲線は右脳によってイメージとして刻み込まれやすいのでしょう。
(※補足 要素を全部書いてからではなく、ある程度書けたら、すぐに線で結んでしまっても構いません。そこはあなたの好み次第です。)
2.マインドマップのタブー
では、今度はマインドマップでやってはいけないことをまとめていきたいと思います。
と言っても、もうだいたい書いてきたことなんですけどね。
2-1.基本的に文ではなく、単語だけを使う
もしも、文にしたいのであれば、先ほどのマインドマップの右下のようにしてください。
「全体像をつかむ」と書くのではなく、「全体像」→「つかむ」と単語で分けるのです。
一見無駄なことをしているかのように思えるかもしれませんが、これも脳のためです、頑張りましょう(笑)
できるだけ短く、シンプルに表現することを心がけてください。
2-2.ごちゃごちゃに詰め込みすぎない
ある程度の空白がないと脳が疲れてしまいます。
また、後で新たな内容を付け足すこともできます。
余白は適度にとりましょう。
2-3.滑らかに、最初は太く、徐々に細く、線でつなぐ
先ほど、脳は角張ったものを見ると緊張すると書きましたが、本当にそうなのか、実は僕自身も少々自信がなかったんです。
なので、実際に直線で要素たちをつないでみました。
先ほどのマインドマップの角張ったバージョンです。
む〜、やっぱり少し見にくいでしょうか。
すんなり頭に入ってこないようにも感じますね。
やはり、木が伸びていくように書くことは効果的なようです。
3.僕が高校時代に書いたマインドマップ集
では続いて、僕が高校生の時、主にテスト対策のために書いていたマインドマップ集を公開したいと思います。
マインドマップを書く時の参考にしてみてください。
今見ると雑で、下手くそなものばっかりですが、それもいい思い出です(* ̄ー ̄)
累計100枚以上、今でも大事にクリアファイルにまとめて保存しています。
3-1.現代社会
憲法の判例となった事件を集めたものです。
名付けて「現代社会の事件簿!」
非常にシンプルにまとまっていて分かりやすいですね。
絵を入れることで事件をイメージとして捉えられるという作りは我ながらうまくできていると思います。
しかし、ほとんど枝分かれしていなくて、最初から線が細いというところは減点ですかね。
イメージが膨らんでいきません。
でも、これはこれでいいんじゃないかという気もします。
3-2.化学
内容から判断すると高校1年生の時に作ったマインドマップですね。
暗記するべき項目が多く、マインドマップに頼ることにしたんでしょう。
写真では分かりづらいですが、物質は赤の丸で囲い、法則は緑の丸で囲い、・・・と、4色の色を役割に応じて使い分けています。
まあ悪くはないのですが、全体的にごちゃごちゃしていて見づらいように感じます。
あまり脳は喜んでくれなそうですね。
役割に応じて色を使い分けるという方法は結構愛用していたのですが、高校3年生の頃、マインドマップについて考えなおしてから、あまり使わないようになりました。
というのも、色を見るたびに「この色の役割は何だっけ?」と考えなければならず、あまり直感的に理解できなかったからです。
やはり、マインドマップの主役は右脳。
じっくり考えるのは左脳の役割で、右脳は物事を直感的にイメージでとらえるのです。
なので、「近くの同じジャンルの要素に同じ色を使ってアンダーラインを引く」という今のスタイルに変更しました。
この方がより、右脳に優しいと言えます。
3-3.地理
このマインドマップは何十回も見直したことを覚えています。
地理においてケッペンの気候区分はテストに頻出の内容です。
それが、この1枚を見れば大まかに特徴をつかめるので本当に重宝しました。
相変わらず線は細いですが、各要素から「枝」がいい感じに分かれていて、非常に直感的に認識できるし、多くの内容を網羅しています。
テスト当日の自転車登校中にこのマインドマップを頭の中で思い出していたら、ほぼ完璧に再現できた時は本当にびっくりしました。
それだけ一生懸命作り、何回も見直したものだったんです。
しかも、テストが終わってからも何回も参考にしたわけですから頑張って作った甲斐がありました。
4.失敗を恐れずに、楽しみながら作る
さて、今までマインドマップの書き方を一通り説明したわけですが、マインドマップを作る上で僕が一番大事だと考えていることをまだ伝えていませんでした。
一番大事なこと、それは・・・
マインドマップを書く時は、失敗を恐れずに、楽しみながら取り組む!
ということです。
マインドマップには上手に書くためのコツがあり、タブーがあるわけですが、ある程度の基本を押さえておけば、あとはあなた次第でどんな作りにしてもいいんです。
ネットでマインドマップと調べてみると分かりますが、実にいろいろなパターンの書き方があります。
細かいところにとらわれずに、上手に書こうと考えすぎずに、自由な発想で書いてみましょう。
下の画像は、僕が苦手だった世界史で初めて9割以上の点数が取れた時に書いたマインドマップです。
もはや、マインドマップと言えるのかもわからないですよね(^_^;)
でも、こんな感じのマインドマップ(仮)を10枚書くことで100点に近い点数が取れたんです。
10枚と聞いて自分には到底無理だと感じた人もいるかもしれませんが、僕はこの10枚をお絵描き感覚で楽しみながら書いたんです。
だから苦手な世界史でも頑張り抜くことができたんです。
ほらこのマインドマップの左上を見てください。
ノリノリじゃないですか!!(笑)
皆さんもマインドマップを書く時は、最初から完璧に書こうとはせずに楽しみながら取り組んでみてください。
きっと辛い勉強も乗り越えられるはずです。
最後に
マインドマップの書き方、一通り分かってもらえたでしょうか。
今回の記事に出てきた例からも分かる通り、この勉強法は特に「暗記事項」において力を発揮します。
皆さんもまずは1枚、試しに書いてみてください。
勉強の計画を立てる時にも役立ちますよ!
では、これで終わりにします。
またね(^^)ノシ